中性脂肪の役割

中性脂肪の最大の役割は、なんと言っても、カラダの貯蔵エネルギー源である、という点ですが、そのことを抑えた上で、では、もうすこし具体的に中性脂肪の役割について学んでみましょう。大きく分けて3つの役割が、中性脂肪には認められています。

エネルギー源としての中性脂肪

私たちの身体活動にとって中性脂肪が不可欠であることはすでに記しましたが、具体的には、中性脂肪1gは、およそ9kcalに相当し、それが燃焼されてエネルギーになります。私たちが普段無意識に行う歩行などの動作、さらには呼吸や消化などの基礎代謝のすべてが、中性脂肪をエネルギー源として行われているのです。

中性脂肪と体温維持

中性脂肪には体温維持効果があることもわかっています。これは、中性脂肪が皮下脂肪として蓄えられた際に、保温材としての役割を果たすためです。皮下脂肪と言えば肥満の温床のようなものだと思いがちですが、これも、過剰さが問題なのであって、適度な皮下脂肪が蓄えられていないと、私たちはスムーズな体温調整が難しくなってしまうのです。

太っている人は、痩せている人に比べて寒さに強い、という俗説も、ですから、あながち間違いとも言い切れないのです。まあ、これも、限度の問題ですね(笑)。

臓器の保護としての中性脂肪

皮下脂肪と同様、即座にエネルギーとして使われなかった中性脂肪は、内臓脂肪として蓄積されます。そのとき、臓器のクッション剤となって、保護する役割も果たしているのです。事故なのでカラダが強い衝撃を受けたときなんかは、この中性脂肪が不足していると、臓器が傷ついてしまうわけですね。皮下脂肪と同様、けっして明るいイメージではない内臓脂肪ですが、これも不足すると、私たちはひとつひとつの臓器を保護することができなくなってしまうのです。これも過剰さが問題……、って、いい加減くどいですね。でも、そろそろコツは掴めてきたでしょう?(笑)

このページのトップへ