他の脂肪との違い

単に脂肪と言っても、実はいくつか種類があります。もちろん、中性脂肪もそのうちのひとつです。このページでは、中性脂肪の役割をきちんと把握するためにも、他の脂肪についても学び、その働きの違いをぜひ理解してください!!

脂肪は4つに分けられる

人間の体内に存在する脂肪は、以下の4つに分類することができます。

  • 中性脂肪
  • コレステロール
  • リン脂質
  • 遊離脂肪酸

このうち、中性脂肪とコレステロールは耳にする機会も多いと思います。中性脂肪と同様、コレステロールも害のある物質のように思われますが、もちろん、大切な役割を担っています。リン脂質と遊離脂肪酸については、あまり耳にしない言葉かもしれませんね。

しかし当然、脂肪を正しく理解するためには欠かすことのできない要素ですので、きちんと理解しておく必要があります。中性脂肪の役割については次のページで詳しくご紹介するとして、以下に、残りの3つの脂肪について、ざっと紹介いたします。

コレステロールの役割

肥満と言えば中性脂肪とコレステロール!! というくらい、多くのメディアでも取り上げられているコレステロールですが、本来は、細胞膜や性ホルモンなどの原料として必須の物質です。コレステロールの過剰摂取はもちろん、さまざまな弊害を招きますが、中性脂肪と同様、不足してしまうと、生存そのものが不可能になってしまいます。

つまり、中性脂肪と同じく、適度には必要で、増えすぎることが問題なのですね。そう、このコレステロールもややこしい奴なのです(笑)。

また、中性脂肪のほとんどが食事によって体内に蓄えられるのに対して、コレステロールの8割は肝臓で作られている、という点も覚えておきましょう。中性脂肪が貯蔵脂質と呼ばれるのに対して、コレステロールはすぐにはエネルギーにならないことを指して構造脂質と呼ばれることもあります。

リン脂質の役割

リン脂質も、コレステロールと非常に近い役割を持っています。たんぱく質と結びつくことによって、細胞膜の原料になります。また、情報伝達にも関わっていることがわかっています。このリン脂質が不足すると、細胞膜の正常な働きを保つことができなかったり、血管にコレステロールが貯まったりするなど、動脈硬化や糖尿病を引き起こすと言われています。あまり耳にしないマイナーな脂質ですが、コレステロールと同じく、構造脂質に属します。中性脂肪との最大の違いは、ずばり、この点でしょう。

遊離脂肪酸の役割

これまた、あまり知名度の高い物質ではない遊離脂肪酸ですが、中性脂肪がリパーゼという酵素によって分解された際にできる脂質で、本質的には、この遊離脂肪酸こそがエネルギー源としての役割を果たしています。私たちが生命活動を送る上で不可欠な脂質なのですが、過剰に蓄積されることで、皮下脂肪として蓄えられるようになってしまいます。

もともと、貯蔵脂質であることからもわかるように、中性脂肪と極めて近い役割を担っています。例えるなら、中性脂肪が大砲の筒のようなもので、実際に飛んでいく砲丸が遊離脂肪酸……、あ、余計わかりにくいですか?(笑)

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