中性脂肪とはなにか?

私たちが食事によって摂取する糖質やタンパク質などの栄養分のうち、すぐには使われずに貯蔵されるもの……、それが中性脂肪です。つまり、漠然と「悪いモノ」というイメージが強い中性脂肪ですが、本来は、私たちが生きていくうえでとっても重要なエネルギー源なのです。

必然的に、体内から中性脂肪の量が不足しすぎると、カラダは衰弱してしまいます。肥満と同時に語られる中性脂肪の悪の側面は、あくまでも、過剰に摂取しすぎる点にあることを覚えておいてくださいね。
ほら、どれだけ大好きなモノでも、食べ過ぎると胸焼けしてしまい、気持ち悪くなる……。簡単に言えば、中性脂肪もこれと同じです。

中性脂肪の名称

中性脂肪は、グリセロールと3つの脂肪酸(飽和脂肪酸・一価不飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸)が結びついて成立していることから、「グリセロール+3つ(トリプル)」、つまり、トリグリセリド(トリグリセライド)とも呼ばれます。

また、そもそもなぜ中性脂肪なのかと言えば、中性脂肪が酸性でもアルカリ性でもない……、つまり中性である、という性質に由来しています。また、広義で貯蔵脂質と呼ばれることもあります。これは、中性脂肪の性質そのものを言い表した名称になっています。

中性脂肪は、どうして蓄えられるようになったの?

では、どうして人体はエネルギー(中性脂肪)を貯蔵するようになったのでしょう。一説では、遠い飢餓の時代、飢えとの闘いに勝つために人類が身につけたメカニズムである、と指摘されています。

飽食の時代である現代では想像できないかもしれませんが、人類の神秘が垣間みられるひとつの事例だと言えるかもしれません。私たち人類の生命活動を語る上で、中性脂肪を無視することはできないことがわかって頂けると思います。

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