食べ方で中性脂肪を下げる

食生活の乱れが中性脂肪の過剰蓄積の主原因である以上、食生活の改善は、中性脂肪値を下げる大きなウェイトを占めています。特に中性脂肪を減らす「食べ方」に注目して、ご紹介してみたいと思います。

伝統は正しかった!! 1日3食で中性脂肪を撃退!!

小さい頃は1日3食摂っていたのに、いつのまにか2食や3食…、という方はいませんか?
さらに、この習慣があなたの中性脂肪値を高めている原因である可能性があるとすれば?

一般的に、3食よりも2食、2食よりも1食のほうが摂取するエネルギーが少ないから、中性脂肪が貯まりにくそうなものですが、これが大間違いです。中性脂肪の最大の役割を思い出してみましょう。中性脂肪の最大の役割は、貯蔵脂質、つまり、未来のエネルギーを貯めている点にあります。このシステムが、飢餓の時代を耐えぬくために人類が発明したことを考えてもわかるように、空腹状態であればあるほど、私たちはエネルギーとして体内に溜め込む性質があるのです。

「夜だけ」の食生活や、午前中なにも食べない2食では、必然的に、空腹状態が長くなってしまいます。なるべく空腹期間を作らず、かつエネルギーを摂りすぎない絶妙なバランスが、つまり、日本伝統の1日3食なのです。

合い言葉は「一度お箸を置いて!!」

中性脂肪値が高い人にとって、絶対にやってはいけないことが、「過食」です。そんなことを言ってもついつい……、と思っている方にぜひ実践して頂きたいのが、この「一度お箸を置いて!!」です。

まず、なによりも心がけて欲しいのは、よく噛むこと。そうすることで満腹中枢が刺激されて満腹感が得られることは有名です。では、どうしてわかっていながら、よく噛めないのでしょう? それは、あまりに当たり前ですが、口のなかにモノが入っているのに、次の料理をまた口に入れてしまうためです(笑)。モグモグしている状態でさらにお箸を伸ばさないためにも、一度口にモノを入れたら、それがなくなるまでお箸を置いてください。

文字にするとちょっと幼稚なアドバイスですが、実際にやってみると、始めは大変だと思いますよ。自分はこんなに焦って箸を伸ばしていたのか!! と自覚するためにも、ぜひ、一度実践してみてください。

就寝2時間前までに食べ終わる!!

眠っている間というのは、エネルギーが消費されにくいことがわかっています。多少表現は悪いですが、「食べてすぐ寝ると牛になる……」と両親や祖父母に言われたことがある方も多いのでは? あれは、データ的にも正しい、なかなか気の利いた比喩だったのですね(笑)。具体的には、就寝の2時間前までには、夕食を食べ終えているのが理想です。言い換えれば、就寝時間から逆算して、2時間以内には食べないようにしましょう。

そうは言っても、仕事や家事で忙しい……、という方も多いでしょう。そんな方は、夕方頃に、おにぎりやサンドウィッチを食べておいて、帰宅後は、おかずだけを摂るようにしてください。つまり、就寝時間に近くなればなるほど、摂取するカロリーを減らしてやるのが秘訣なのです。呑み会のシメでラーメン……、がキケンな理由も、まさにココに隠されていたのですね。

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