食べ物で中性脂肪を下げる

中性脂肪値を下げられる食べ方を学んだところで、いよいよ、「食べるモノ」です。中性脂肪値を下げるためには具体的になにを食べれば良いのか……。偏った食事が中性脂肪を貯める主原因であるように、なによりも大切なのは、バランスの良い献立です。

三大栄養素を上手に摂って、中性脂肪を撃退!!

私たちが日頃口にするもので、もっとも重要な栄養素が、炭水化物・たんぱく質・脂質の3つ、つまり、三大栄養素です。これらは、カラダの細胞を構成したり、エネルギーになったり、私たちが生きていく上で必要不可欠な役割を担ってくれています。具体的には、これら(炭水化物 : たんぱく質 : 脂質)をそれぞれ、「3 : 1 : 1」の割合で摂るように心がけてみましょう。

炭水化物は大事だけれど、食べ過ぎに注意!!

ご飯やパンなどの主食に多く含まれる炭水化物ですが、主食であるからこそ、ついつい、摂り過ぎになりがちです。炭水化物の特徴は、エネルギーとして消費されなかった分が、脂肪細胞に中性脂肪として蓄えられる点です。

もちろん、非常に大切なエネルギー源である以上、不足するのは大変危険ですが、過剰摂取も非常に危険なのです。中性脂肪値が高くて悩んでいるみなさんのなかには、炭水化物抜きの食事を実践している方もいらっしゃるのではないでしょうか? それは、はっきり言ってオススメできません。

なぜなら、炭水化物を抜いてしまうと満腹感を得られにくいため、ついつい高カロリーなおかずを口にするようになり、結果的に、カロリーオーバーになってしまう危険性が非常に高いためです。

また、無理に炭水化物を抜くことで、空腹感が増し、間食が増える点も要注意です。何事も、適度が大切ということですね。

炭水化物を多く含む食品例 穀類(白米・パン・麺類など)・イモ・砂糖・果物

良質たんぱく資源を上手に摂る!!

たんぱく質は、私たちの主要な部位のほとんどを構成していることから、「生命の源」とも呼ばれます。たんぱく質は、およそ20種類のアミノ酸から構成されており、そのうち、9種類は体内で合成されないもので、これを必須アミノ酸と呼びます。これは、食事からしか摂取できないため、とくに気を使って摂ってやる必要があります。

この必須アミノ酸が効率よく含まれている食品を「良質たんぱく資源」と言い、お肉や魚介、卵や大豆などが代表的です。

これらは、カラダそのものを作ってくれる働きがある一方、中性脂肪として蓄えられやすい働きも持っていますので、過剰な摂取は要注意です。良質たんぱく資源は、メインディッシュとして用いられやすい性質もありますので、ここも適量を意識してあげましょう。

たんぱく質を多く含む食品例 肉・魚介・大豆・大豆製品・卵・牛乳・乳製品

脂質の質に要注目!!

脂質が1gあたりおよそ9kcalで極めて高カロリーなこと、しかし一方で、カラダを動かす重要なエネルギー源であることはすでに説明しました。これも結局、大事なのは適量なのですが、もうすこし踏み込んで書くと、脂質に求められるのは「質」です。脂質は大きく分けて、お肉などに含まれる、中性脂肪に変わりやすい「飽和脂肪酸」と、植物性脂肪に含まれる「不飽和脂肪酸」に分けられます。

この不飽和脂肪酸には、中性脂肪やコレステロールを下げる効果が認められており、これを上手に摂ってやることで、カラダのなかの中性脂肪を減らせるというわけです。

不飽和脂肪酸の代表的なものにオリーブオイルやキャノーラオイルがあり、お肉などを調理するときに、これらを使ってやることで、カラダにとって良い効果が期待できます。脂肪のなかでもこうして質を求めることで、ただ脂質を摂るよりも、ぐっと中性脂肪の撃退に繋がるというわけですね。

脂質を多く含む食品例 植物油・魚油・バター・ラード・牛脂・豚脂・クルミ・アーモンド・魚介類

食物繊維で中性脂肪を排泄する!!

すこし前まで、食物繊維は私たちのカラダにとって、利用も吸収もされない、不要なモノだと言われていました。しかし、近年では多くの有用な働きが認められており、そのなかでも、腸内で余分な中性脂肪やコレステロールを取り込み、便とともに排泄してくれる効果には大きな注目が集まっています。

野菜やキノコ、果物など、食物繊維を豊富に含む食品を上手に摂って、中性脂肪をうまくカラダの外に逃がしてやりましょう。

食物繊維を多く含む食品例 キノコ類・ごぼう・玄米・こんにゃく・やまいも・海草類・果物
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