中性脂肪の検査測定方法

一般的に、中性脂肪値を測れるのは、人間ドックや病院での検査になってきます。しかし、仕事や家事などに追われていて、病院へ行く時間がない……、という方も多いはず。

そんなあなたに自分で計れる方法をご紹介してみたいと思います。下げるためのロードマップで紹介した進行具合に応じて、こまめにチェックしてやると、より効率的に、自分の中性脂肪値を意識できると思います!!

中性脂肪検査で測定している値は”内因性トリグリセリド”

中性脂肪の測定というのは、簡単にいうと、血液の中に流れている脂肪値を検出し、健康診断の結果では、「トリグリセリド(TG)」という項目で見ることができますが、、実はこのトリグリセリド、厳密には2種類あるそうです。

日本健康増進財団のサイトによると、

“中性脂肪は、食事中の脂肪が腸で吸収され、血液中にとり入れられたもの(外因性トリグリセリド)と、いったん肝臓にとり込まれた脂肪が再び血液中に分泌された中性脂肪(内因性トリグリセリド、主に超低比重リポ蛋白;VLDLとして存在する)の両者から構成されています。

中性脂肪が2種類もあるなんて知らなかった。。説明を見る限り、外因性トリグリセリドは食事をした時に上昇した一瞬の数値で、内因性トリグリセリドは空腹時に分泌される潜在的な数値を測るものということがわかります。

もちろん、健康診断で計測されるのは、内因性トリグリセリド。検査前に食事をしてこいという健康診断は未だかってみたことがありません(笑)。

あくまでも空腹時に分泌される中性脂肪値を基準にしているので、人間ドックや健康診断の前の日に絶食を言い渡されるのは正しい数値を検出するためということになります。

中性脂肪検査時の3つの注意点

ただ、いつも通り食事をして少し晩酌をして次の日計測をしても、真の中性脂肪値は計測できません。先ほどの日本健康増進財団のサイトによれば、

■早朝空腹時、12〜16時間の絶食後に採血します。
■前日の脂肪・糖・カロリー摂取、アルコール摂取量と平行して増加します。
■できれば数回の検査で値を決めます。

健康診断を受ける際、お知らせとして書面が送られてきますがその中に「24時間から食事は控えましょう」と記載されています。

胃部X線検査、内視鏡検査、腹部超音波検査などを行う際は、胃の中を空っぽにしておく必要があるので24時間とされていますが、中性脂肪値の計測だけでは12~16時間のみで問題ないということですね。

また、前日の食事内容には特に気をつける必要があります。

あくまで今現在蓄積されているまっさらな状態を計測するために、アルコールの摂取はゼロとし、できるだけ脂肪や糖分も控えた食事を摂ることが、より正確な数値を測るための必須項目となります。

じゃあ「前日にはなに食べられるの?」となるとノンオイルドレッシングをかけたサラダくらいですかね…。

つらいですが、不用意に食べることで変に高い数値を出して、後々再検査の恐怖におびえるよりも、一晩くらいガマンした方がいいと思うのは私だけでしょうか…。

さらに、参照元にも記載がある通り、本来は一回ではなく、数回の検査で値を決めるとのことです。

まあ、ノンオイルドレッシングだけ食べて採血して、ノンオイルドレッシングだけ食べて採血して…を繰り返せば必然的に健康になっていくような気もしますが(笑)。

ネットで注文できる血液検査キットで中性脂肪を検査する

自宅で手軽に中性脂肪値を測定できるモノとして、血液検査キットがあります。

測定方法は至ってシンプルで、最寄りの病院やインターネットでオーダーし、届いたキットに、指先からみなさんの血を数滴垂らして、検査センターに送るだけです。

検査センターで分析され、ネット上の専用画面での確認や郵送書類で結果が送られてきます。サービスによっては、メタボ診断や詳しいアドバイスなども一緒に送ってくれますので、非常に便利です。

ただ、即日のうちに結果が出ず、投函してから結果を見るまで、ネット上でも数日程度かかるのは、多少デメリットと言えるかもしれません。

また、健康診断よりはリーズナブルといっても、だいたい、安くても7000円以上はしますので、多少のコストは覚悟しないといけません。ネットで気軽に申し込める検査キットをご紹介します。

メタボリックシンドローム+生活習慣病14項目検査キット

一般の健康診断で行われる生活習慣病12項目に加え糖尿病検査、LDLコレステロールの検査も行え、価格も割安な検査キットです。

中性脂肪、コレステロールはもちろんのこと、栄養状態や痛風、肝機能、腎機能に関わる数値も確認することができます。

さらにメジャーが付属しており、血液を郵送する時に腹回りと血圧の測定値を書いて送ると、メタボリックかどうか診断もしてくれます。採取方法も指先からの採血で針を指すだけ。

ポストに投函して数日後にはネット上で検査結果の確認ができるので、比較的早くわかるのも特徴ですね。

測定項目 価格 測定結果確認方法
TP(総淡白)Alb(アルブミン)
GOT/GPT/γ-GTP TG(中性脂肪)
/TC(総コレステロール)/HDL-C(HDLコレステロール)
LDL-C(LDLコレステロール)
糖 Gluc(血糖)+HbA1c BUN(尿素窒素)
CRNN(クレアチニン) UA(尿酸)
7,560円 郵送(1週間後)
ネット(3~4日後)

脂質測定装置で中性脂肪を検査する

検査キットは、結局、その場で数値をチェックできないじゃない……、とお思いの方には、脂質測定装置と呼ばれる製品をオススメします。自宅で簡単にモニタリングできる点では、検査キットよりも数段優れています。

測定方法は検査キットと同じく、採血器具を使って自分で採血し、機械に点着するだけです。だいたい、3〜4分でディスプレイに数値が表示されます。

具体的な商品としては、株式会社テクノメディカから発売されている「ポケットリピッド」が有名です。総コレステロール量・中性脂肪値・HDLコレステロールの3つの数値が同時に計れますので、あなたのポッコリお腹の原因が一目瞭然です。

また、ハンディタイプで非常にコンパクトな造りになっていますので、旅行先などでも不自由することはありません。ただ、ネックなのはお値段で、150,000円になっています。検査キットが1回あたりのお値段になっているのに対し、こちらはおよそ5年使えるのですが、やはり、気軽に購入できる価格ではないかもしれませんね。

やっぱりおすすめは人間ドック!!

血液検査キット・脂質測定装置を紹介してきましたが、やはり、メリットとデメリットを考えれば、病院できちんと検査を受けるのがオススメです。

医療のプロによる診察が受けられる安心感はもちろん、直接、お医者さんからアドバイスを受けられるのも嬉しいです。

ですから、中性脂肪の過剰蓄積により、よほど重大な症状が進行していない限り、病院にて人間ドックや健康診断を受けるのが良いでしょう。

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